マイホームをゲットするなら、せっかくだから一戸建てが良い!という方も多いのではないでしょうか。
一戸建ての場合、隣家と壁がつながっているわけはないので、マンションよりも騒音問題にはなりにくいですから、子育てするときにのびのびと出来ると考える人も多いですよね。
あらかじめ駐車場付にしておけば月々の駐車料金もかかりませんし、マンションの様な管理組合もないので、管理費を払う必要もありません。
様々なメリットがあり、それに惹かれて一戸建てが欲しい!と考える方は多いものですが、ちょっと待ってください。
物事には良い面と悪い面があるように、一戸建てもメリットばかりではありません。
一戸建てにも少なからずデメリットと言われる点もありますので、購入する際はそれについてもしっかりと検討しておきましょう。
■一戸建てとマンションなら一戸建ての方が耐用年数が短い
建物の構造上の問題ですが、一戸建てとマンションの場合、耐用年数が大きく違うと言われています。
きちんとメンテナンスを行っている場合、マンションなら50年程度耐用年数があると言われています。
しかし、一戸建ての場合は30年程度と言われており、20年も耐用年数で違いが出てきます。
もちろん、丁寧にメンテナンスを行い、リフォームなどをするとその分寿命も延びていきますから、日々のメンテナンスが重要となります。
■修繕費をしっかりと計算に入れておかないといけない!
マンションの場合は、修繕積立金を毎月積み立て、何年かに一度大規模なメンテナンスを行ったり、共用部分であれば日々のちょっとした不具合もそちらから出して修繕することができます。
しかし、一戸建ての場合は、そういったものはありませんので、ご自分でしっかりと修繕費を貯めておく必要もありますし、修繕のタイミングについてもご自身で判断する必要があります。
住宅ローンの返済にばかり追われていざという時に修繕するお金が無い!となると大変ですから、きちんと計画を立てて修繕費を貯めていくようにしましょう。
■防犯面では一戸建ての方が狙われやすい!
マンションの場合はオートロックだったり、防犯カメラが設置されていたり、管理人がいたり…とある程度防犯についても考えられているものが多いです。
しかし、一戸建ての場合は、セキュリティも自分自身で強化していかなくてはいけません。犯罪者に狙われないように日ごろからしっかりとセキュリティ対策を取る必要があります。
■断熱性・気密性・害虫対策などでマンションに劣る
建物の構造上、どうしても断熱性や気密性で比べるとマンションよりも劣ってしまいます。もちろん、近年はどんどん性能が高い一戸建ても提供されていますが、それでもやはりマンションには及ばないのが現状です。
そのため、冷暖房費がマンションよりも割高になる傾向となっています。
また、一戸建ての場合は、害虫が入ってくる可能性も高く、害虫対策も自身で行う必要がありますので、虫が苦手という方は十分な対策を取るようにしましょう。